スキーマ療法(SchemaTherapy)とは、米国のジェフリー・ヤング博士が開発した、認知行動療法を中心とした統合的な心理療法(カウンセリング)です。認知行動療法が自動思考(その都度頭をよぎる思考やイメージ)にまず焦点を当てるとすると、スキーマ療法では、それらの自動思考の根底にあるスキーマ(信念、価値観、深い思い、自己イメージ、他者イメージ)を、時間をかけて扱っていきます。スキーマとは、心の体質のようなものです。スキーマ療法では、体質改善をするようなものですから、じっくりと時間をかけて取り組んでいくことになります。
●スキーマ療法の特徴 ※詳しくはインテーク面接時に説明いたします
- ・エビデンスベーストなアプローチです。
- ・その人の持つ「生きづらさ」に焦点を当てます。
- ・「スキーマ」と「モード」という二つのモデルを使って自己理解を深めます。
- ・「治療的再養育法」という治療関係を重視します。
- ・時間をかけてじっくりと取り組んでいきます。
●参考図書
伊藤絵美 『セルフケアの道具箱』(晶文社)